劇の練習開始&学んで欲しいこと

 休んでいた桃太郎も出てきて、ようやくみんなそろっての劇の練習!講堂での練習の成果か、なかなかいい声がでるようになってきたみんな。心配した桃太郎もなかなかの役者ぶりで、楽しみである。(二日間私が桃太郎役をしていたが、私の桃太郎よりもずっといい!)
 声の小さかった女子も台詞を覚えるにつれて少しずつ自信をもって言えるようになってきている。はかい鬼とのやり取りの台詞はなかなかいい感じである。戦いの場面や場所どりなどは、まだまだ練習が必要だが、劇らしくなりつつある。声がでないことを心配していた18日から見れば、今は120点以上の出来であるのに、教師というものは、ついつい要求水準が高くなり、欲張りになってしまうのを反省。
 今日は、劇に使うお面などの小物やセットの道具などを作っていた。それぞれ工夫しながら楽しんでいる。角一個でいろいろ楽しめるものだ。

 業間の時間は、紙ふぶきや輪飾りを作っている。5年生の指示のもとみんな仲良く、そして楽しそうに作っている姿はほほえましい。
「5年生の姿をよく見ておきなさい。来年はみんなが5年生。日本全国、6年生を送る会は、5年生が作り上げるんだよ。先生たちからの指示はなく、みんな5年生が企画・運営しているよ。飾り作りもそうだし、歌にしてもそう。会場の準備や進行、プログラムなどもみんな5年生がするんだよ。考えてやっている姿をよく見ておきなさい。みんなそうやって5年生や6年生になっていくんだよ。」
今まで気づかなかったこと、見えなかったのが意識することによって見えてくるし、気持ちも育ってくる。そうやって育ってきたのが南保小学校の子供たちである。今の4年生にもぜひ5年生の姿からいろいろなことを学んでいって欲しいと願っている。