3月なのに・・・雪景色!

nanbo4n2004-03-03

 今日の南保小学校は、すっぽりと真っ白な雪に覆われ、一面の雪化粧。3月というのにちょっと信じられないような風景だ。でも、途中からお日様が出て、青空ものぞき始めた。江渕先生の誘いに乗り、劇の練習がちょっと早く終わったので、雪景色をバックに記念撮影。雪化粧をした桜の枝がなんとも言えずにきれいだ。見慣れた風景なのに、すんだ空気のすがすがしさと共に心が癒される感じがした。本当にすてきな風景なんです。(3年生の教室日記の写真もご覧ください。)
ふわふわの雪は、綿あめのようにおいしそうで、思わず食べてみたくなる。実際おいしそうに食べていた子や、雪の中に顔を入れてはしゃぐ子や、手のひらサイズのかわいい雪だるまを作っている子も・・・。
劇の練習もいよいよ大詰め。明日は3年生と一緒にリハーサル。お互いの出し物を見合いっこして、批評しあい、能登先生にビデオもとっていただく予定なので、子供たちは、ワクワク、ドキドキ。さあ、明日が楽しみだ。

 昨日は、我が家の次男が、高校の卒業式だった。最後ということで午前中年休をもらい、卒業式に行って学校に帰ってくると、黒板いっぱいに『創君の卒業おめでとう!○○(10人の子供たちの名前)より』とかわいいイラスト入りのメッセージが描いてあり、ビックリ。思いがけないプレゼントに、胸が熱くなった。ありがとう!心やさしい4年生のみんなの気持ちがとてもうれしく、幸せな一日だった。

クッキーの試作、成功!

 「6年生を送る会」に向けて、4年生は6年生のおもてなしも担当である。何にしようか相談したところ、先日したバナナクッキングの話も出たが、冷めてもおいしいもの、前日に作っておける物、自分たちだけでもできるもの・・・と考え、クッキーに落ち着いた。
ななこちゃんがお菓子作りの本を持ってきてくれ、5時間目に始めた。バターを溶かし、砂糖と混ぜ、卵をすこしづつ入れてのばし、小麦粉を混ぜ合わせて、ビニール袋に入れ、冷蔵庫で30分あまりねかせる。その間は、劇の練習!!(貴重な時間、なんて密度の濃い時間の使い方だろう。我ながら感心してしまう?)劇の練習が一通り終わったら、薄くのばして型抜きの予定だったが、型がなかったので、今日は、塊を5mmにスライスして焼くことに・・・。オーブンのセットも自分たちで上手にしていた。12分の焼く時間も台詞の練習やら、劇に使う音楽の選曲やら時間を有効に使っていたみんな。さて、いよいよ焼き上がり。ドアを開けたとたんのなんともいえず、いいにおい。「うわ〜、おいしそう!」の声があがった。並べるとき、ちょっとくっつきすぎていたので出来上がりもくっついてしまった。でも、味はバッチリ!ほんの少しだけど、職員室にもおすそ分けをしたら、「おいしかったよ、バター風味でなかなかいいね。」と言ってもらい、うれしい顔の4年生であった。5日には、今日の成果を生かして、6年生用のクッキーが出来上がる予定である。
ななちゃんの学級日記には、「うまく出来てよかった。中はふっくらしておいしかったです。6年生、喜んでくれるといいなあ。」と記してあった。

南保小学校もう1年存続決定

 業間の全校集会で、南保小学校の閉校が、16年3月ではなく、17年3月に決定したことが話された。5年生の子供たちの涙ぐみながらの喜んだ様子が胸を打つ。複雑な思いで、黙々と送る会の準備を進めてきた5年生の気持ちを思うと本当によかったと思う。でも、4年生の子供たちの気持ちを思うと・・・。「もう1年南保小学校があってうれしい。でも、私たちはあと1年やから卒業できんもん・・・。後一年延びることはないが?」との言葉に、思わず・・・。そうだよね。大好きな南保小学校を卒業したいよね。それが正直な気持ちだよね。だから複雑な表情だったみんな。でも、先が見えずにもやもやしているよりはずっといい。今度の5月の町の体育大会に向けての話をしているうちに少し、目標や夢を感じることができるように・・・。
 4時間目に、6年生と4年生のハンドボール大会があった。4年生はいつもと少しルールが違い、はじめはちょっととまどっていたようだが、「6年生はシュートをしない」とのルールの下、楽しませてもらっていた。ゴール前で待ち構えていて、パスをもらい、シュートする。ななこの力強いシュート!なかなかの活躍ぶりに、「いいね〜。ナイスシュート!」と声をかけるとうれしそう。「いい動きしとったって内山先生も言っておられたよ。昼休みにも6年生に入れてもらってやったら」と勧めるとその気になっていた。春に向かって始動し始めよう。

バナナクッキング?

nanbo4n2004-02-25

 ベンジャミンさんとの英語教室も、今日が今年度最後の活動日だった。最後ということで、ベンジャミンさんのリクエストでバナナクッキング(本当はバナナではなく、それに似た緑色の大型バナナで、名前を教えてもらったけど忘れてしまった・・・。ベンジャミンごめんなさい)を楽しんだ。皮も日本のバナナと違って、硬く、ナイフを使ってむく。「え〜!、ナイフを使ってむくの?」と驚いた子供たちの顔。硬そうな皮のにおいをかぐときゅうりのような匂いがした。中身を輪切りにして油で焼き、それをつぶしてもう一度油であげる。塩を振って出来上がり。ジャガイモのような味がした。南米の料理だそうだ。ちょっと変わった食文化に触れ、楽しいひとときを過ごした。
最後に、「グッディ、グッバイ」の歌をベンジャミンさんにプレゼント。ベンジャミンさんも喜んでくださって、いい一日だった。<日記より>
 2時間目に、ベンジャミンさんと最後の英語活動をしました。ベンジャミンさんがバナナみたいので料理を作ってくれました。バナナそっくりだったけど、皮がかたかったり、においがキュウリのにおいがしたし、色が緑だったから、形だけで判断したらだめだなと思いました。最初に皮をむきました。ベンジャミンさんとななこちゃんとゆうかとまゆこでむきました。すんごくかたそうで、やってみたいなと思いました。その次、焼く(あげる?)をやってからそれをつぶしました。うまくいくかなと思ったけど、ちょっとしか力を入れなくてよかったから簡単でした。またあげる(焼く?)をしたからすごいな〜と思いました。最後に3個ずつ食べました。最後の一個はちょびちょびっと食べました。一瞬キュウリの味がしたから、びっくりしました。最後に歌を歌いました。ちょっとつまったけど、ちょっとよかったです。とてもおもしろかったです。とてもいい思い出になりました。また、ベンジャミンさんに会えるといいな〜。(わ・のぞみ)

劇の練習開始&学んで欲しいこと

 休んでいた桃太郎も出てきて、ようやくみんなそろっての劇の練習!講堂での練習の成果か、なかなかいい声がでるようになってきたみんな。心配した桃太郎もなかなかの役者ぶりで、楽しみである。(二日間私が桃太郎役をしていたが、私の桃太郎よりもずっといい!)
 声の小さかった女子も台詞を覚えるにつれて少しずつ自信をもって言えるようになってきている。はかい鬼とのやり取りの台詞はなかなかいい感じである。戦いの場面や場所どりなどは、まだまだ練習が必要だが、劇らしくなりつつある。声がでないことを心配していた18日から見れば、今は120点以上の出来であるのに、教師というものは、ついつい要求水準が高くなり、欲張りになってしまうのを反省。
 今日は、劇に使うお面などの小物やセットの道具などを作っていた。それぞれ工夫しながら楽しんでいる。角一個でいろいろ楽しめるものだ。

 業間の時間は、紙ふぶきや輪飾りを作っている。5年生の指示のもとみんな仲良く、そして楽しそうに作っている姿はほほえましい。
「5年生の姿をよく見ておきなさい。来年はみんなが5年生。日本全国、6年生を送る会は、5年生が作り上げるんだよ。先生たちからの指示はなく、みんな5年生が企画・運営しているよ。飾り作りもそうだし、歌にしてもそう。会場の準備や進行、プログラムなどもみんな5年生がするんだよ。考えてやっている姿をよく見ておきなさい。みんなそうやって5年生や6年生になっていくんだよ。」
今まで気づかなかったこと、見えなかったのが意識することによって見えてくるし、気持ちも育ってくる。そうやって育ってきたのが南保小学校の子供たちである。今の4年生にもぜひ5年生の姿からいろいろなことを学んでいって欲しいと願っている。

劇の役決定

 6年生を送る会に、「劇」をやりたいと言った子供たち。自分たちの自己満足の世界ではなく、表現力を鍛える場として劇を位置づけ、やり遂げることにより、自分自身に自信をもってほしいと願っている。台本を作る力は私にはないので、図書室や町の図書館や本屋で脚本を探すことに。人数が10人しかいないので、一人何役もかねることにして一つの台本に決めた。16日に子供たちと台本の読み合わせをした。子供たちも気に入ってくれ、台本は決定。さていよいよ配役の番だ。なんと主役の立候補がでない。普通は主役の取り合いになるのだが・・・。自信のなさそうな様子がうかがえる。「じゃんけんで負けた人にしたら・・・。」との声まで出るなんて!唖然としてしまう。しかし、ここで負けては子どもは鍛えられない。「劇をしたいといったのは、君たちだ。その劇が成功するかどうかは、やる気と成功させたいという思いが伝わるかどうかだ。主役が決まらないと何も進まない。主役を決めるまでは何も決められない。」と言い反応を見るが、シ〜ン!「どの役をしたいか明日まで考えてくるように。」と言って終わった16日。
17日も主役の希望がない。台詞を言わせてみる。自信のない声。おいおい、先が思いやられる。しかし、やるしかない。こちらがハイテンションになり、何度か言い方の見本をして見せ、練習すると少しずつ台詞らしくなってくる。ようやくしょうへいが桃太郎らしい台詞を言う。教室に思わず「おお〜。」の声があがった。やれば出来るじゃないか。みんなから拍手もわき、やってみようという気になってくれた。ようやく決まり、正直ホッ。主役が決まったら、あとはすんなり決定。休み時間にも友達同士で台詞の練習をしている姿も見られた。いいぞ。ようやく動き始めた4年生の劇である。

世界に一つだけの版画カレンダー

nanbo4n2004-02-17

 宿泊学習が終わってからやり始めた版画製作。昨年は、線彫りのみの多色刷りの版画を経験している4年生の子供たち。今年は白黒版画で、人物を面ととらえてやってみるのに挑戦。「この1年の一番の思い出」と題して各自の思い出の場面を表現した。バックを彫ったので、下絵がちょっと小さくて白が多くなった感じだが、それもいい経験になったことだろう。
3・4年生で一緒にやっているので、彫りを合格した子(私が担当)から、能登先生と印刷へ・・・。3年生は少し進んでいて、前に一枚印刷していたので、それを見ながら4年生も手順を学んでいたようである。時間差がある上、一度に作業は出来ないので、先生が二人いるのはとても助かる。
インクを付け、紙を置き、バレンでこする。そっとはがしてみるときのドキドキした表情。上手く印刷されているのを見て、にこっと笑った顔が何ともいえずにいい。4年生は、全員は印刷できないかも・・・と思っていたが、能登先生のおかげで無事印刷完了。カレンダー用紙にも印刷し、世界でたった一つのオリジナルカレンダーができあがった。
<一言感想より>
・彫るときは線からはみ出して難しかった。刷ってみて、結構よくなってうれしかった。(あつや)
・3年の時彫るのが上手に出来たのに、忘れたからやりにくかった。でも、できあがったら、上出来だった。(ひろゆき
・彫るときまちがえて難しかった。できあがったときは上手に出来たなと思った。(ありさ
・彫るのが大変だった。印刷するのは楽しかった。(さとし)
・彫るのは難しかったけど、刷るのは簡単だった。上手に出来たと思う。(なな)
・彫るのは細かいところがあって、難しかった。刷ってみてまあまあ。(は・のぞみ)
・目の部分が上手に出来なかったけど、その他は上手に出来てよかった。(しょうへい)
・細かいところがたくさんあって彫るのは難しかった。印刷はまあまあ。(ななこ)
・印刷したら字が反対になるのに意識していなくて、番号を反対に描きそうになった。でも、途中で気がついてよかった。(ゆうたろう)
・彫る方は線からはみ出したりして変になったけど、印刷してみたら変じゃなかったのでよかった。(わ・のぞみ)